コーヒーの美味しい淹れ方 【キッチン用品選び&使い方講座】

 キッチン用品選び&使い方講座

鉄のフライパン、アルミの寸胴鍋、銅の玉子焼き器、鋳物ホーローの鍋……
イイ道具を選べば一生の相棒になりますし、料理も楽しくなります。
だから、間違いのない キッチン用品選びをしてほしい。

コーヒーの美味しい淹れ方

 

ペーパードリップ

PAPER DRIP
 
取り扱いが簡単で、比較的安価で始めることができるため、最も家庭に普及している淹れ方です。ただ、ネルドリップとともに淹れ方によって味に差が出ると言えます。

【ペーパードリップ 抽出量:360ml 抽出時間:約3分】

  1. ドリッパーとサーバーにお湯を通して温めておきます。
  2. ペーパーフィルターの底と側面の張り合わせ部分を互い違いになるよう折り、ドリッパーにセットします。
  3. やや深煎り・中挽きのコーヒー粉33gをフィルターに入れ、平らにします。
  4. 沸騰したお湯を少しおき、中心へお湯を注ぎ、全体に行き渡るようにします。
  5. 粉が膨らんできたら約30秒蒸らします。
  6. 30秒ほど蒸らしたら、お湯を円を描くようにゆっくり注ぎます。
  7. 泡が納まってきたらお湯を足し360mlまで抽出する。
  8. 必要ならば温めます。

※手順5、の粉を膨らませることができるかがポイントです。


いれる人の
技量の差が出る
ペーパードリップ
 

ネルドリップ

NEL DRIP
 
ペーパーフィルターとほぼ同じように入れますが、ネルの取り扱いが面倒です。
多くのプロ・こだわりを持った人に愛用されています。

【ネルドリップ 抽出量:480ml 抽出時間:約3分】

  1. フィルターにやや深煎り・中挽きの粉を44gを入れ平らにします。
  2. 沸騰したお湯を少しおき、渦巻状少しずつ注ぎ、全体に行き渡ったら注ぐのを止めます。
  3. しばらくおき、表面が乾いたら二度目のお湯を少しずつ渦巻状に粉が膨らみきるまで注ぎます。
  4. これを480mlまで繰り返し行います。
ネルドリップなら
奥の深い
ネルドリップ
 

サイフォン

SIPHON
 
蒸気圧を利用して抽出します。
ドリップ式に比べ淹れ方による差があまり出ません。
化学実験みたいで魅力的ですが、手間がかかりますしあまりオススメは…。

【サイフォン 抽出量:450ml 抽出時間:約2分】

  1. ロートにフィルターをセットします。スプリングを引っ張ってフックをかけます。
  2. フラスコにお湯を入れ、アルコールランプに火を付けます。(フラスコの外側に水が付いていると破損の原因になりますのでよく拭いておきましょう)
  3. ロートにやや深煎り・中挽きの粉をいれ平らにしておきます。
  4. お湯が沸騰してきたらロートをセットします。
  5. フラスコにお湯が上昇します。
  6. へらなどでよくかき混ぜ、粉にお湯を浸透させます。
  7. 30秒ほど待ち、へらでゆっくりかき回します。
  8. 火を消すと、フラスコに出来上がったコーヒーが下りてきます。

※高温で抽出するため、やや苦味のあるコーヒーになります。

 

エスプレッソ

ESPRESSO
 
イタリアで生まれたコーヒーの淹れ方です。
蒸気圧を利用し素早く抽出します。高い気圧をかけると細かい泡のたったエスプレッソができます。

【エスプレッソ 抽出量:100ml 抽出時間:約30秒】

  1. 下部ポットにお湯を入れます。
  2. フィルターホルダーにやや深煎り・極細挽きの粉を14g入れ下部ポットにセットして上部ポットをしっかり締め付けます。
  3. 強火にかけます。
  4. シューとスチームの音がすると、コーヒーが上部ポットに上がってきた合図です。
  5. 上部ポットに上がったのを確認し、カップに注ぎます。

エスプレッソ
 

ウォータードリップ

WATER DRIP
 

時間をかけて水で抽出する方法で「水出しコーヒー」「ダッチコーヒー」とも呼ばれます。
水で抽出することによって脂分がほとんど出ず、すっきりとした味わいになります。

【ウォータードリップ 抽出量:400ml 抽出時間:約4時間】

  1. フィルターに深煎りで極細挽きにしたコーヒー粉50gを入れます。
  2. 水を500ml入れスタンドにセットします。
  3. ネジを緩め、10秒に4・5滴落ちるスピードに調節します。
  4. 20〜30分してフィルターから落ちるスピードと、フィルターに落ちるスピードがほぼ同じになるようにフィルターに落ちるスピードを調節します。
  5. 4時間ほどで抽出が完了します。沸騰しない程度に温めお召し上がりください。

※フィルターに落ちるスピードとサーバーに落ちるスピードが同じになるようにするのがポイントです。

ウォータードリッパー
こんなシンプルな
ウォータードリップも
あります
 

フレンチプレス

FRENCH PRESS
 
日本では紅茶によく使われますが、もともとはコーヒー用の器具としてフランスで作られました。正式には「フレンチ・プランジャー・ポット」と言います。

【フレンチプレス 抽出量:450ml 抽出時間:約3分】

  1. フレンチプレスを事前に温めておきます。
  2. やや深煎り・粗挽きの粉約39gをフレンチプレスに入れます。
  3. 沸騰したお湯450mlを少しおき、フレンチプレスに注ぎ蓋をかぶせます。
  4. 約2分待ち、蓋を押し下げ、コーヒーをカップに注ぎます。
耐熱ガラス製フレンチプレス
シンプルな
フレンチプレス
 

イブリック

IBRIC
 
トルコを起源とするターキッシュコーヒーを入れるときに使います。
他の入れ方と違い、粉をこさないので、上澄みを飲みます。

【イブリック 抽出量:160ml 抽出時間:約4分】

  1. イブリックに深煎り・極細挽きのコーヒーを約12g入れ、水200mlを注ぎます。
  2. 中火にかけ、泡が立ってきたら火から遠ざけ、イブリックを軽く揺すります。
  3. 同じ事をあと数回繰り返し,、沸騰してきたらイブリックを揺すりながらカップに注ぎます。
  4. 粉が下に沈むのを待って上澄みをいただきます。
イブリック
イブリック
 

パーコレーター

PERCOLATOR
 
シンプルな構造のパーコレーター。
アメリカ西部開拓時代に普及したのでもわかるように、取り扱いが楽で、アウトドアで愛用されています。味覚を重視する人には向かない。

【パーコレーター】

  1. カゴの部分に、粗挽きにしたコーヒー豆を入れる。
  2. カゴより少し下まで水を入れる。
  3. 火にかけて沸騰させる。
  4. ふたにある透明なつまみ部分から見えるコーヒー液の色を見ながら、時間を見計らって火を止めて抽出終了となる。
パーコレーターをお探しなら
パーコレーター
商品検索 help
index

材質について考える

金属の特徴
熱伝導率の比較
プラスチックの特徴
耐熱温度の比較

調理用品の選び方

フライパン

天ぷら鍋・揚げ鍋

炒める

鉄のフライパン

コーヒー用品

おいしい淹れ方

用語集

用語の説明

 

業務用キッチン用品【ジークスドットコム】

携帯版サイトも
ご利用下さい


Copyright (C) usage.g-ks.com All Rights Reserved.